フラワーデザインの試験制度

フラワーデザインの試験制度には、文部科学省から社団法人の許可を得た(社)日本フラワーデザイナー協会(略称:NFD)が実施するフラワーデザイナー資格検定試験と、厚生労働省が実施する国家検定のフラワー装飾技能検定試験の二つがあります。

フラワーデザイナー資格検定試験

芸術・文化としてのフラワーデザインの普及と向上という観点から、設けられた試験制度です。NFD独自のフラワーデザイン構成理論にもとづいて学習し、その習熟度を判定するものです。試験実施のたびに試験テーマが発表され、所定の時間内に、課題を仕上げます。3級フラワーデザイナー、2級フラワーデザイナー、1級フラワーデザイナーと段階的に習得します。

フラワーデザイナー資格検定試験の概略

フラワーデザイナー資格検定試験は、東京、大阪をはじめ、全国各地で実施されています。また、NFDが認定した全国に約500校ある公認校においても、3級、2級の試験を実施しています。ただし、1級試験は、本部試験のみの受験となります。試験内容は、フラワーデザイナーとして活動するうえで必要な知識と技術、デザイン力を判定するもので、学科試験と実技試験の2区分で行われ、ともに合格しなければなりません。

フラワー装飾技能検定試験

花にかかわる技能労働者の技能を一定の基準で評価する国家検定試験制度です。仕事に必要な技術的な知識の習熟度をはかるもので、受検には一定の教育をうけることや実務経験が必要です。決められた課題を規定時間内で仕上げます。フラワー装飾技能士3級、フラワー装飾技能士2級、フラワー装飾技能士1級の資格が取得できます。

フラワー装飾技能検定試験の概要

実技試験と学科試験があり、ともに合格することが必要です。実技試験は各都道府県によって実施日が異なります。学科試験は全国統一日に実施されます。



二つの資格の制度の違いを十分に理解して、進路にあった試験に挑戦してください。

資格のしくみ

資格のしくみ

日本フラワーデザイナー協会(NFD)資格検定試験 実施要項

社団法人日本フラワーデザイナー協会_NFD

3級資格検定試験 2級資格検定試験 1級資格検定試験
受験資格 下記@ABのいずれかの条件を満たす者

@NFD普通会員、非会員は問わない。但し、受験日の40日前までに、受験必須単位として40単位以上を履修した証明(履修認定書)をNFD講師から受けた者

A資格認定委員会から受験資格を認められた者

B3級フラワー装飾技能装士の有資格者で合格証書の写しを提出する者
下記@ABのいずれかの条件を満たす者

@NFD3級正会員として12ヶ月以上在籍し、且つ受験日の40日前までに、受験必須単位として40単位以上を履修した証明(履修認定書)をNFD講師から受けた者

A資格認定委員会から受験資格を認められた者

B2級フラワー装飾技能装士の有資格者で合格証書の写しを提出する者
下記@ABのいずれかの条件を満たす者

@NFD2級正会員として12ヶ月以上在籍し、受験日の40日前までに、受験必須単位として40単位以上を履修した証明(履修認定書)をNFD講師から受けた者

A資格認定委員会から受験資格を認められた者

B1級フラワー装飾技能装士の有資格者で合格証書の写しを提出する者
試験区分 学科試験と実技試験の2区分で行い、共に合格しなければならない
試験科目
及び
試験時間
学科試験(45分)

実技試験
(2問/アレンジメントから1テーマと花束又は花嫁の花束から1テーマを指定する。)

■アレンジメント(60分)
(1)共同形態
(2)植生的
(3)並行-植生的
(4)並行-装飾的
(5)構造的
(6)トライアンギュラー

■花束(90分)
(7)丸い花束

■花嫁の花束(90分)
(8)モダン-装飾的花嫁の花束
   (ブーケホルダー使用)
(9)ラウンドブーケ
   (ワイヤテクニック)
学科試験(45分)

実技試験
(2問/アレンジメントから1テーマと花束又は花嫁の花束から1テーマを指定する。)

■アレンジメント(60分)
(1)巻かれたもの
(2)高く挿された
(3)静止と動き
(4)自然的
(5)交差
(6)ホリゾンタル

■花束(90分)
(7)モダン―装飾的花束

■花嫁の花束(90分)
(8)非対称形の花嫁の花束
   (ブーケホルダー使用)
(9)キャスケードブーケ
   (ブーケホルダー使用)
学科試験(45分)

実技試験
(2問/アレンジメントから1テーマと花束又は花嫁の花束から1テーマを指定する。)

■アレンジメント(60分)
(1)新古典的
(2)単一フォーム
(3)高く上昇する円錐形
(4)弓形
(5)相互に入り混じって
(6)絵のような

■花束(90分)
(7)ほぐれた装飾的花束

■花嫁の花束(90分)
(8)流れるような花嫁の花束
   (ブーケホルダー使用)
(9)ほぐれた装飾的花嫁の花束
   (ブーケホルダー使用)
出題テーマの発表 各級いづれの出題テーマも、試験日の1ヶ月前にNFDホームページ及び受験票に同封の案内にて発表
※ホームページには携帯電話からもアクセスできます。
支給花材,資材の確認 支給されるおおよその花材と資材は予めNFDホームページにて公表。但し、状況により多少異なることもある
携行品 ・受験票・鉛筆(HB)・消しゴム/花器・花束用花器・ブーケスタンド/・資材(石・ワイヤ・フローラルテープ・ラフィア又は麻ひも・リボン・両面テープ・接着剤)・机用&床用シート・ゴミ袋・雑巾・その他製作に必要な道具類
受験料 学科 ¥ 2,000(税込)
実技 ¥13,000(花材費・税込)
学科 ¥ 2,000(税込)
実技 ¥18,000(花材費・税込)
学科 ¥ 2,000(税込)
実技 ¥23,000(花材費・税込)
受験の免除 学科・実技のいづれか不合格の者は、次回の試験に際し合格している試験区分について免除する。
尚、免除許可書(自由花材編で有効期限は2年間)を添付し、試験区分の受験料を納めなければならない。
合格発表 学科及び実技試験共に実施後2週間以内に書面(審査得点を記載)にて通知

※失格事項
@未完成Aテーマ違いB他人への迷惑行為C不正行為 など。

フラワー装飾技能検定(厚生労働省)実施要項

フラワー装飾技能検定

3級資格検定試験 2級資格検定試験 1級資格検定試験
取得
レベル
可愛いドーム型のアレンジやコサージ・花束など、ショップで頻繁に必要な技術が必要です。 装花の仕事を日常にこなし、大切なギフト商品やウェディングブーケ等にも対応できるようなスキルが必要です。 完成度の高いパーティー仕様サイズの大ぶりの装花や細かな作業を要するブーケを短時間で制作できる熟練者レベル。規定のサイズ等が非常に厳しく、熟練者でも課題の練習が必要です。花扱いの知識は勿論、花が関連するイベントの知識等も必要。
受験資格 実務経験のみであれば半年以上
(一定の資格や能力を持つ方については、学科又は実技試験が免除される場合もあります。)
実務経験のみであれば2年以上
(一定の資格や能力を持つ方については、学科又は実技試験が免除される場合もあります。)
実務経験のみであれば7年以上 (一定の資格や能力を持つ方については、学科又は実技試験が免除される場合もあります。)
受験料 実技試験:15,700円(都道府県により若干差の有る場合があります)
学科試験: 3,100円
受験形態 実技試験:作品製作
学科試験:真偽法
実技試験:(作品製作A・Bコースより選択)
学科試験:真偽法及び四肢択一法
実技試験:作品製作
学科試験:真偽法及び四肢択一法
試験時間 実技試験:花束リボン(35分)・アレンジメント(30分)・ブートニア(20分)
学科試験:1時間
実技試験:Aコース3点120分、Bコース3点90分
学科試験:1時間40分
実技試験:アレンジ2点(40分+35分)、ブーケ(60分)
学科試験:1時間40分
出題数 実技試験:3課題
学科試験:30題
実技試験:3課題
学科試験:真偽法
実技試験:作品製作
学科試験:真偽法及び四肢択一法
試験日 ◆学科試験:7月末から9月上旬に全国一斉(1日のみ)
◆実技試験:6月中旬から9月上旬に都道府県別に実施
備考 合格発表:8月末 合格発表:10月上旬 合格発表:10月上旬

3級フラワー装飾技能検定

3級フラワー装飾技能検定は、課題1、課題2、課題3の各1点ずつ、
計3点をそれぞれの試験時間内で仕上げます。
課題1とは、花束及びリボンです。花束1点とリボン1点を製作します。
課題2とは、バスケットアレンジメントです。ドーム1点を製作します。
課題3とは、ブートニアです。ブートニア1点を製作します。

製作上の注意点

1.試験開始後は、原則として、支給材料の再支給をしないので、
まず、支給された材料の品名や数量等の確認をして下さい。
2.使用工具等は、指定されたもの以外は使用できません。また、工具等の貸し借りは禁止されています。
3.製作は課題1、2、3の順に、指定された場所で行います。
4.支給材料の花材のうち、複数の課題に併用する材料については、
技能検定委員の指示に従って、次の製作に備えて下さい。
5.前項の作業に要する時間は、試験時間に含まれません。
6.試験中は、アラーム類の使用及び携帯電話(電卓機能の使用を含む)等の使用を禁止します。
7.作業が終了したら、技能検定委員に申し出て下さい。

■試験時間

課題 1 2 3
試験時間 35分 30分 20分

■支給材料

品名 寸法又は規格 数量 備考
大輪系 ※ 1種類1色、直径6cm以上
茎の長さ 30cm以上
12本 課題1及び2併用
シムカーネーション、バラ等
小輪系 ※ 1種類1色、直径5cm以上
茎の長さ 26cm以上
20本以上
(脇枝も可)
課題1及び2併用
スプレーパラ、スプレーカーネーション、スプレーギク、ベニバナ等
デンファレ ※ 中輪 1本 課題3専用
葉物
グリーン
1種類 8本 課題1〜3併用
レザーリーファン
葉物
マスグリーン
1種類 25cm以上 10本以上
(脇枝も可)
課題1〜3併用
ピットスポラム、ミリオグラタス、ユーカリ等
吸水性フォーム 1ブロックは8×11×23cm程度 1/3ブロック 課題2専用
バスケット 内径9〜12cm程度
内深5〜7cm程度
1 課題2専用
セロファン 30×30cm 1枚 課題2専用
リボン 幅2.2〜2.4cm、グリーン系 2.5m 課題1専用
リボン 幅1.1〜1.2cm、グリーン系 2.5m 課題1及び3併用
花束結束用ひも(麻ひも) 太さ0.1〜0.2cm 1m 課題1専用
(注)※の花材の色は問わない。

2級フラワー装飾技能検定

2級フラワー装飾技能検定は、課題1、課題2、課題3の各1点ずつ、計3点をそれぞれの試験時間内で仕上げます。 各課題のパターンは、試験当日抽選で決められます。課題3については、選択A、選択Bのいずれで受けるか、受検申請時に、選択することができます。
課題1とは、花束です。ラウンドA、ラウンドBの2パターンの中から1点を製作します。
課題2とは、アレンジメントです。ファン、トライアングル、ホリゾンタル・オーバルの3パターンの中から1点を製作します。
課題3選択Aとは、ブライダルブーケです。キャスケード、クレセントの2パターンの中から1点を製作します。
課題3選択Bとは、籠花(スタンド花)です。配置A、配置Bの2パターンの中から1点を製作します。

製作上の注意点

1.試験開始後は、原則として、支給材料の再支給をしないので、まず、支給された材料の品名や数量等の確認をして下さい。また、支給材料は、複数課題に併用して使用するので、中輪系A、Bについては、課題2に使用する3本について、あらかじめ選別しておいてもかまいません。
2.使用工具等は、指定されたもの以外は使用できません。また、工具等の貸し借りは禁止されています。
3.製作は課題1、2、3の順に、指定された場所で行います。
4.支給材料の花材のうち、複数の課題に併用する材料については、技能検定委員の指示に従って、次の製作に備えて下さい。
5.前項の作業に要する時間は、試験時間に含まれません。
6.当該試験問題は、試験中は作業テーブル上に出しておくことができます。ただし、事前を含めメモ等はしないで下さい。
7.各自が持参した材料及び試験場で支給した花材、フォーム等は、試験終了後、必ず持ち帰って下さい。
8.試験中は、アラーム類の使用及び携帯電話(電卓機能の使用を含む)等の使用を禁止します。
9.作業が終了したら、技能検定委員に申し出て下さい。

■試験時間

課題 1 2 3
試験時間 45分 30分
選択A 選択B
45分 25分

■支給材料

品名 寸法又は規格 数量 備考
課題3にて選択Aを選択した場合
中輪系A ※1 直径6cm程度
茎の長さ 60cm以上
13本(1種類) 課題1〜3併用
シムカーネーション、バラ等13本のうち3本は課題2に使用する。1輪もの
中輪系B ※1 直径6cm程度
茎の長さ 60cm以上
8本以上(1種類)
40輪程度
課題1〜3併用
トルコギキョウ、スプレーカーネーション、スプレーバラ等8本のうち3本は課題2に使用する
小輪系A ※1 直径5cm程度
茎の長さ 60cm程度
5〜10本
(1種類・脇枝も可)
課題1〜3併用
ヒメアスター、小ギク、スプレーギク等
小輪系B ※1< 直径5cm程度
茎の長さ 60cm程度
3本(1種類) 課題1〜3併用
リモニウム類、カスミソウ等
葉物A 1本が30cm以上 15本(2種類)
課題1〜3併用
タマシダ、レザーリーフファン等 ※2
葉物B 1本が25cm以上 10本以上
(1種類・脇枝も可)
課題1〜3併用
ピットスポライム、ミリオグラタス等
枝物 70cm以上 10本以上
(1種類・脇枝も可)
課題1〜3併用
ソケイ、ユーカリ等
吸水性フォーム 1ブロックは8×11×23cm程度 1ブロック 課題2専用
吸水済み
ブーケホルダー 直径7cm
まっすぐで窓開きのもの
1個 課題3専用
ハンドルについては筒状で太さが均一であるもの。吸水済み
課題3にて選択Bを選択した場合
中輪系A ※1 直径6cm程度
茎の長さ 60cm以上
13本(1種類) 課題1及び2併用
シムカーネーション、バラ等13本のうち3本は課題2に使用する。1輪もの
中輪系B ※1 直径6cm程度
茎の長さ 60cm以上
8本以上(1種類)
40輪程度
課題1及び2併用
トルコギキョウ、スプレーカーネーション、スプレーバラ等8本のうち3本は課題2に使用するものとする
小輪系A ※1 直径5cm程度
茎の長さ 60cm程度
5〜10本
(1種類・脇枝も可)
課題1及び2併用
ヒメアスター、小ギク、スプレーギク等
小輪系B ※1< 直径5cm程度
茎の長さ 60cm程度
3本(1種類) 課題1及び2併用
リモニウム類、カスミソウ等
輪ギク 中輪80cm以上、直径8cm以上咲いているもの 30本(1種類) 課題3専用
葉物A 1本が30cm以上 15本(2種類) 課題1〜3併用
タマシダ、レザーリーフファン等 ※2
葉物B 1本が25cm以上 10本以上
(1種類・脇枝も可)
課題1〜3併用
ピットスポラム、ミリオグラタス等
枝物 70cm以上 10本以上
(1種類・脇枝も可)
課題1〜3併用
ソケイ、ユーカリ等
吸水性フォーム 1ブロックは8×11×23cm程度 3ブロック 課題2及び3用、吸水済み
課題2に1ブロック、課題3に2ブロック支給する
(注)※1 花材の色は問わないが、A、Bについては別々の色となる。※2 例としてタマシダ10本、レザーリーフファン5本等。

1級フラワー装飾技能検定

1級フラワー装飾技能検定は、課題1、課題2、課題3の各1点ずつ、計3点をそれぞれの試験時間内で仕上げます。 各課題のパターンは、試験当日抽選で決められます。
課題1とは、立食用卓上装飾花で、オールラウンド・クレセント、オールラウンド・ホガースカーブの2パターンの中から1点を製作します。
課題2とは、卓上装飾花で、ホリゾンタル・ホガースカーブ、ホリゾンタル・クレセントの2パターンの中から1点を製作します。
ただし、課題2の作品パターンについては、課題1のパターンがオールラウンド・クレセントの場合は、ホリゾンタル・ホガースカーブ、課題1のパターンがオールラウンド・ホガースカーブの場合は、ホリゾンタル・クレセントとします。
課題3とは、ブーケで、クレセント、ホガースカーブ、トライアンギュラーの3パターンの中から1点を製作します。

製作上の注意点

1.試験開始後は、原則として、支給材料の再支給をしないので、まず、支給された材料の品名や数量等の確認をして下さい。
2.使用工具等は、指定されたもの以外は使用できません。また、工具等の貸し借りは禁止されています。
3.製作は課題1、2、3の順に、指定された場所で行います。
4.支給材料の花材のうち、複数の課題に併用する材料については、技能検定委員の指示に従って、次の製作に備えて下さい。その際、前課題で使用したワイヤは、すべてそのままの状態にしておいてよい。
5.前項の作業に要する時間は、試験時間に含まれません。
6.試験中は、アラーム類の使用及び携帯電話(電卓機能の使用を含む)等の使用を禁止します。
7.作業が終了したら、技能検定委員に申し出て下さい。

■試験時間

課題 1 2 3
試験時間 40分 35分 60分

■支給材料

品名 寸法又は規格 数量 備考
カーネーション 大輪系、1色 40本 課題1、2及び3併用
小ギク 1色 20本程度 課題2及び3併用
枝物 10本程度 ユーカリ、ソケイ又はこれらに準ずるもの。課題1専用
タマシダ(葉物) 20枚 課題2専用
レザーリーフファン
(葉物)
10枚 課題2及び3併用
吸水性フォーム 8×11×11.5×cm程度 2 課題1、課題2用
リボン 幅2.2〜2.4、白色 5m 課題3専用

 

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